ブラックリストに載ると家族に影響はありますか?
ブラックリストに登録されてしまうと、家族にも影響が出るかもと考える人もいるかもしれませんね。
実際に影響が出るか、出ないかで考えると、出る可能性もあるとしか言いようがありません。
あやふやな言い方しかできないのには理由があります。
その理由を書く前に先ずはブラックリストがどんなものかを知っておくと良いでしょう。
そもそもブラックリストとは何かですが、漠然としたイメージでそこに氏名が記載されてしまうと、お金を借りることができなくなってしまう、というものを抱く人が多いです。
これはほぼ正解なのですが、前提としてブラックリストなるリストは存在しません。
では、何のことをブラックリストと呼んでいるのかと言うと、個人信用情報のことですね。
個人信用情報とは、氏名、職業、生年月日、住所などの個人情報とさらに金融機関の利用状況や返済状況などが細かく記載されたものになります。
この情報は信用情報機関という第三者機関が厳重に管理していると言って良いでしょう。
この個人信用情報にいわゆる事故情報が記載されてしまった状態が、ブラックリストに載った状態です。
事故情報とは、返済に遅延してしまった、債務整理を行ったなどのことですね。
ブラックリストのデメリットと家族への影響
ブラックリストのことが解ったところで、どんな影響が出るのかを考えます。
個人信用情報と書くように、この情報に関しては個人に対しての情報であり、その情報が使われるのも個人が金融機関と取引を行う時のみです。
つまり、一般生活においてブラックリストであるかどうかは関係ありませんし、例えば免許証のゴールドカードのように、すぐに解る何かを所持するものでもありません。
ですので、家族と生活していてもブラックリストであるかどうかは、その本人しか解らないと言って良いでしょう。
しかし、ブラックリストに登録されることによって、金融機関との取引をすることが難しくなってしまうのは事実です。
住宅ローンかカーローンなどに関しても借りにくくなると言っても良く、以前までなら審査に通過していたのに、今回は落ちてしまったというケースも少なくありません。
そうした意味で、ブラックリストに記載されていると家族に影響があると言えなくもないですよね。
例えば、マイホームを購入しようとして夫婦で相談したものの、実際にローンの相談に行くと、ブラックリストなのでと断られてしまうケースなども考えられます。
ただし、債務整理をしたとしても一生それが残る訳ではなく、一般的には8年程度もあれば、事故情報も記載されなくなるので、その後でなら住宅ローンも利用可能だと言えるでしょう。