親がブラックリストに載っていると子供の私もお金を借りることが出来ないですか?

親が事業に失敗をして、債務整理をしたという人も少なくありません。
昨今では経済的な不況も長く続いており、一部では景気が上向きであるとは言われていますが、実際にはそんな認識をしている人もまたごく一部だけだと言えます。
多くの場合は生活が圧迫されており、会社が倒産してしまう、または負債が出ないうちに店を閉めてしまおうとする人が多く、親御さんがそうした選択をすることもあるでしょう。
仮に、親が債務整理を行って、ブラックリストに登録されてしまったとして考えて下さい。
この時、子どもである自分もまた銀行や消費者金融からお金を借りることができなくなってしまうではと不安に思う人もいるかもしれません。
この問題について解答をしておくと、ブラックリストとはあくまでも個人に対するものであり、親とはまた別モノとして考えられます。
つまり、いくら親がブラックリストに登録されていたとしても、子どもである本人にはまったく関係ありません。

ブラックリストと個人信用情報について

ブラックリストと先ほどから書いていますが、実はこのブラックリストなるものは存在しないものです。
金融機関に借入を申込みする場合、審査が行われることになるのですが、この審査で重視されるのが個人信用情報ですね。
個人信用情報とは文字通り、その人の経済的、社会的な信用度が決まる情報と言っても良く、個人情報以外にも金融機関の利用状況などが記載されたデータになります。
この個人信用情報に、返済の遅延や債務整理などの事故情報が記載されてしまうと、金融機関からは信用されにくくなってしまうのです。
この状態をブラックリストと呼んでいると言って良いでしょう。
上で書いたように個人信用情報は個人に関する多くの情報を記載しているものであり、その情報を確認する時には金融機関であっても本人の同意を得ることなしに参照することはできません。
これはキャッシングやクレジットカードの申込書を見てみるとわかりますが、きちんと個人信用情報の閲覧に同意するといった項目が書かれています。
それだけ厳重に扱われるデータであることは覚えておきたいですね。

 

この個人信用情報ですが、日本に住んでいる人全員分のデータがあるわけではありません。
基本的に金融機関と信用取引の申込みをした時に作成されるものでもあるので、仮に親子であると言っても勝手に個人信用情報が作られてしまうこともないので安心して下さい。
何度でも書きますが、あくまでも個人の情報となるので結婚をして配偶者に迷惑がかかることもないですし、当然自分にも何かしらのペナルティがあるわけではないことを覚えておきましょう。

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